リハビリテーション科
現在、理学療法士10名、作業療法士2名、受付2名の、合計14名体制となっています。
当科の治療内容として、理学・作業療法士が行う運動療法や日常生活動作訓練、また物理療法機器を用いた治療を実施しています。
リハビリ実施の流れ
- 1.問診
- 理学療法士、作業療法士が現在の痛みや生活で困っている動作などを詳しく聞き取ります。
- 2.検査
- 聞き取りから得た内容をもとに、さらに詳しく症状を追求し、問題点を探します。
- 3.リハビリプログラムの説明
- 検査結果をもとに、患者様それぞれに最適なリハビリプログラムを立案します。
- 4.リハビリ実施
- 術後早期からリハビリを実施し、身体機能の回復を目指します。
- 5.外来リハビリへ
- 退院後も必要があれば通院していただくことも可能です(外来リハビリは完全予約制となっています)。
急性期病棟
術後または受傷直後の時期を急性期といいます。
急性期病棟でのリハビリは早期離床を目標に、医師の指示のもとリスク管理を徹底し、坐位・起立訓練、移乗訓練等をはじめとしたリハビリを実施していきます。
また、当院では、原則患者様とセラピストが一対一でリハビリを行い、患者様と接する時間を長くし、よりよいリハビリを提供出来る様に心掛けています。
2階リハビリ室
肩関節を動かしています
脚の筋力訓練をしています
回復期病棟
術後または受傷後の症状が安定しはじめた頃を回復期といいます。
回復期へ入棟した患者様に対し、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、医療ソーシャルワーカーが集まりカンファレンスを行い、患者様に合わせてプログラムを立案し、実生活での自立を目指した集中的なリハビリを行います。
必要であれば家屋調査を行い、手すりの設置や福祉用具のレンタルなども検討します。
また、当院の回復期病棟は他院からの整形対象疾患の患者様の受け入れも積極的に行っています。
さらに、札幌市大腿骨近位部骨折地域連携パス協議会(※1)に加盟し、中央区を中心に他院との連携も図っています。
3階訓練室
カンファレンス
歩行練習をしています
※1:札幌市大腿骨近位部骨折地域連携パス協議会とは?
他院で手術した後に、連携している回復期病棟のある病院へ転院し、リハビリを円滑に継続するシステムです。
当院では地域連携パスに参加しており、術後の患者様を積極的に受け入れ、リハビリを提供し退院をサポートしています。
外来リハビリ
医師の診断のもとリハビリが必要と判断された患者様には、完全予約制のもと外来リハビリを実施しています。
物理療法
腰・頚部牽引機器、温熱・電気刺激治療機器を用いた治療を提供しています。